2014年2月3日月曜日

【■■■■■■■■II世の邪気眼レポ】注文の多い料理店からの脱出【よだかのレコード】

・よだかのレコード
・2014/1/18, 東京カルチャーカルチャー
4号7号

ドラマティック謎解きシリーズ第5弾
注文の多い料理店からの脱出
山に迷い込んだ狩人達がたどり着いたのは一軒のレストラン。
しかし、そこは大きな山猫の人喰いレストランだった!
あなたは謎を解き明かし、無事にレストランから脱出できるのか!?


メソッドとは何なのか

 おそらくこれを読んでいる脱出ジャンキーのほぼ全員が抱いているこの問い掛け。 しかしその真の答えに辿り着いた者はいまい。もしいたら教えて下さい。お願いします。

 脱出道とはすなわち、メソッ道である。 その信念のもと、日々メソッド力を研ぎ澄ませることに余念のない男ーDashtzers4号、メソドロジー。 私の知る限り、上記問いの答えに最も近いところにいるのが彼。 今回の記事を通して、読者の皆様がメソッ道の何たるかを知る切っ掛けになればと思います。


 さて前置きはこの程度にして、以前から参加してみたいと思っていた、よだかのレコードの公演。 東京カルチャーカルチャーで、半年前ほどに行われた「注文の多い料理店からの脱出」の再演があるというので、 4号メソドロジーを誘いました。

「ああ、カルカルメソッドですか~」
「お、おう」

 本番前から既にメソッドの活用は始まっていました。これには私も面食らいました。 メソッドの活用という意味においては、私など4号の足下にも及びません。 このような何気ない会話の中でそれを気付かされることになろうとは。 私ももっとメソッドを修得せねばーということで、今回は4号メソドロジーと私7号の二人での参戦です。

 当日、少し早くお台場に着いてしまった我々。

「時間をつぶすときは喫茶店メソッドが有効ですねぇ」
「I see.」

 メソドロジーの指し示す先にはちょうどお手頃なカフェ。 なかなか順調な仕上がりのようです。これは私も負けていられません。

「じゃあ今日も開演15分前に入場メソッドですか?」
「えっ」
「えっ」

 素人が真似すると怪我する諸刃の剣。それがメソッド

 会場内はそれぞれの役柄の恰好をしたスタッフであふれており、最初から雰囲気満点です。 当然、よだみくじとコップリンの持ち帰り謎も買いました! コップリン可愛い。

「なるほど、マスコットキャラクターメソッドですねぇ」
「I see.」

 さて今回は、1チーム6人のいわゆるヒミツキチ的な形式の公演で、私の参加回では全10チームだったと思います。 会場はヒミツキチよりも広いと思いますが、テーブルが大きく割とゆったりとスペースを利用できます。 我々のチームは、SCRAPは常連だけどよだかは初めて、という女性二人組が2組と私達二人の計6人でした。

「SCRAPからの他団体メソッドですか~」
「Me too!」

 謎解きの方は小謎を解いていって、次のステップを見付けて、というのを繰り返す王道的なものですが、 小道具の作りなどとても手が込んでおり、それがまた物語の雰囲気に絶妙にマッチしています。 随所に面白い仕掛けがあり、クオリティに関しては素晴らしいの一言です。

 序盤は順調に進むものの、脱出という行為がそう容易いものでないことは百も承知。 あえなく律速が訪れます。しかし今日は絶好調のメソドロジー先生がチームにいる! 今こそメソッド活用のとき!

「ええ、non-trivial ですね~」







メソッドとは何だったのか







 こうなるとメソッドもクソッドもありません。力を合わせ、ただ全力で謎に挑むのみ。 結局、仲間の方々の随所での閃きに助けられ、スタッフの方が時折出してくれるヒントも活用し、 最後はメソッドを放棄した強引な力技を駆使し、 最終的に残り時間1分をきったところで滑り込み脱出せいこ…う?

 しかし今回驚いたのは、周囲のチームの問題を解くスピード。 確か全10チーム中、私達を含めて7チーム(だったかな?)が壇上に上がっていましたが、ちょっと信じ難いw これまで何度か参加したヒミツキチ公演の感覚からすると、 この難易度なら壇上に上がれるのはせいぜい1、2チームが妥当なところだと思うのですが、 非SCRAP系の公演だとやっぱりガチ勢の方々の割合が高いのでしょうか。

 という訳で「注文の多い料理店からの脱出」、素晴らしい公演で大満足でした。 今後も、よだかのレコードの公演があった際には積極的に参加していきたいと思います!



「ところで最後の力技、あれ何だったの?」
「あれは、まあ一つのメソッド放棄メソッドですかね〜」

 メソッ道は深く険しい。

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