2014年3月3日月曜日

深層海底アクアワカメ城

※この記事はWeb謎イベント「海底別館アクアワカメ城からの脱出」とは関係ございません。いつもの妄想ラノベ風脱出レポ【マッゾ博士の秘密の回顧録】です。

※海底アクア城からの脱出の最終週の謎に関する記述がございます。ネタバレという程ではございませんが、脱出後にお読みになる事をおすすめ致します。

※どうやら、アクア城のリアルイベントはネタバレ解禁のようなので、ネタバレありでレポートいたします。

いつの世でも、人は秘境に惹かれ、憧れ、追い求める。
これは脱出ゲームにおける真理といってもいいだろう。

日本に伝わる海底の秘境といえば、竜宮城だ。
それは正に理想郷―ユートピア―。
大貝の汐吹きによって竜宮城の蜃気楼が現れるという言い伝えがそれを端的に表しているといえよう。(参考

地球の反対側に目を移そう。
フランスの海底にも、人知れず聳え立つ城があった。
―深層海底アクアワカメ城。
脱出すれば極上の絶頂を味わえるという伝説がある。
彼の有名なサド侯爵―日本人なら誰でも知っている偉人中の偉人―も同じフランスの地に生まれ、数々の著書を世に送り出した。

話は逸れるが、彼の著書は19世紀に禁書扱いされたという。
地球上には、他にも禁書として扱われた文献が存在する。
その一つ、魔像(マゾー)禁書には魂が宿り、多数の触手をもつという伝説がある。
マゾー禁書に潜む魂は闇の世界でエムラッドと呼ばれ、畏れられている。
しかし、マゾー禁書エムラッドを手にしたものは、世界最大のマッゾ―グランドマッゾ―になれるという伝説があり、今も多くのハンターを奮い立たせている。
私も今月チケットと仲間を見つけたら、エムラッドを求めて旅に出ようと思っているところだ。

現代の日本では、空前のリアルな脱出ゲームブームが巻き起こっている。
秘境アクアワカメ城へ閉じ込められたいという欲求も社会現象となっていた。
しかし、数千人が同時に海底の城へ幽閉されるのは現実的に不可能である。
そこで、今回の脱出ゲームにはインターネットの電子隷属システムが導入された。
仮想電脳空間に絶頂目当ての謎解きクラスタが集結し、最速での脱出を競い合う。
5週連続の脱出の祭典そのものだ。

*   *   *   *   *

海物語アクア×リアル脱出ゲーム「海底アクア城からの脱出」を体験したことの無い方の為に、簡単に説明しよう。
これは、今年の1月6日から5週連続で毎週月曜21時にパズルが公開され、5問+αのパズル・謎を最速で解いた上位3名がQUOカードを贈呈されるというゲームだ。
しかも、5週間に渡る全正解者の中から一人、モン・サン・ミッシェルへの旅行券がプレゼントされるというおまけつき!
5週間で述べ27650人がプレイした。月曜21時の公開を前にPCの前で全裸待機していた人が数千人いた計算になる。

*   *   *   *   *

アクアワカメ城に捕らわれた我々Dashtzersは、はじめに書斎からの脱出に挑んだ。
パズルは超難問。これを必死に解いていくと、前方に脱出していくクラタスの影が見える。
「え!もう解けたの?」
いいや、決してパズルは解いていないだろう。上位を狙うためには、いかにパズルを解かずに答えを推測するかが重要なことだったのだ。
(Dashtzersのパズル好きメンバーは、脱出終了後に全問ちゃんと解いていたようだ。)
その後、アトリエ、礼拝堂、大食堂と順調に脱出をこなし、遂にエントランスに辿り着いた。
しかし、その日、事件は起こった。

謎解きクラスタがもはや語ろうとはしない悪夢、「ナイトメア・イレヴン」。
5週に渡る謎解きも佳境を迎え、最終週に勝利を手にするのは誰か。
そんな思いを抱えてクラスタが臨んだ最終決戦。
5つのパズルを解き終えて現れたのは予想外の問題。
何度回答しても正解に辿り着けない!
クラスタの大部分がこの問題で詰まったと思われる。

ナイトメア・イレブンの禍々しい打撃の後、エクストラ問題が公開された。
これもまた難しいパズルで、Dashtzersでも「よくこんな問題作れるな」という感嘆の声が散見された。

*   *   *   *   *

以下、アクア城リアルイベントのネタバレありレポートを行います。

ヒミツキチでのリアルイベントの風景


魔法の箱


マッゾ博士はマジギレッチと共に、原宿ヒミツキチオブスクラップで開催されたアクア城のリアルイベントに行ってきました。
オープニングムービーでは、Webの予告の映像の使いまわしもありましたが、新しい映像も追加され、テンションは上がります!
お約束の大事なヒントはこんな感じ:「海底と星が出会う時、新たな言葉が生まれる。」

形式は基本的に、ヒミツキチ系のオーソドックスなスタイル。6人一組で行うタイプでした。
机の上に置いてあったのは、チームの番号の立札、封筒、紙、クリップボード、鉛筆、赤いペン、4桁の鍵つき宝箱、海物語アクアの情報の書かれたシート。
赤いペンが如何にも怪しい…。
小謎の一つに、赤いペンで塗ると、塗れない部分が残って文字が浮かび上がるという問題があったのです。

小謎を全部解くと現れたのは、海の生き物の名前が4つ並んだ言葉。
ここで海物語のシートの裏を見ると、生き物と数字の対応が手に入ります。
4つの生き物が4つの数字に対応し、これで宝箱を開けることが出来ます。

宝箱を開けると出てきたのは銀色の秘宝!パチンコ玉です!!
ここからは運が必要。
伝説の秘宝「アクアワカメ」「オオアタリ」を当てると、次の問題が入った封筒が手に入ります。

次の問題を全て解くと、海底洞窟へ入ることが出来るようになります。
怪しげな青い光の空間に、各チーム一つ分の封筒が置いてあります。
封筒の中の問題を解くと、海物語という言葉がでてきます。

回答欄は7文字。ウミモノガタリと書くと脱出成功…とはなりません!
オオアタリの後の封筒の中をよく見ると金色の星が描いてあります。
これを海底洞窟にもっていき、ブラックライトに当てると、答えの左側を読めという言葉が出てきます。
答えとは海物語。実は小謎の一問目の答えもウミモノガタリ。アンサーシートの一番左側を赤いペンで塗ってみると、そこから真の答え、「海15しゅうねん」が浮かび上がります!(表記など記憶違いの可能性あり。)

こ、これは…。

チームメンバーに恵まれ、我々は脱出に成功しました!
この公演、異常な程高い脱出率でした。半分以上、多くのチームが脱出成功だったので、脱出できなかったチームはとても悔しかっただろうと思います。
それにしても、決して簡単な謎だったわけではなく、とても面白いイベントでした。

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