謎冊子
なぞときがかり
一刻も早く教室を出たいぼくだったが、ドアの前には融通の利かない 委員長がぼくの行く手を阻んでいる。 まずは彼女を突破して、「かいとうX」からの次の手紙を 探しに行かなくては…
果たしてぼくは、かいとうXの正体を突き止め、大切なものを 取り戻す事ができるのか。
（引用元は公式ページ）
どうも、マッゾです。
蛇謎さんの謎冊子「なぞときがかり」を入手してから少し解いた後に放置律速していたのですが、最近になって最後まで遊びましたので、どんな感じだったかネタバレ無しで報告します。
本の見た目ですが、表紙側から見ると小さな学級日誌のようになっていて、遊び心のある装丁です。裏表紙には上に掲載させて頂いた画像が来ます。
ぼくの「大切なあれ」が無くなっている、という設定から何だか色々妄想しちゃいますよね。
私の大切なあれも盗まれちゃいたいっ！！！
一言で言うならこれ、傑作です！（やれば分かる）
完成度高いですよ～～～！！
とても面白かったのですが、結構 難しいです。
どう面白いかを語れば語るほどネタバレに近づく危険性があるので、公式ページ（ブログ「月夜に口笛」） から見所を抜粋してみましょう。
・冊子謎の限界に挑戦するギミック本当に驚きの連続でした。謎が解けた時や、ヒントを見た時は何度も
なぞときがかりは、「冊子（モノ）でしかできないこと」にこだわって作っています。
ただの「絵と文字」にはない手触り、驚きや喜びを追求するべく、
色々なパーツを組み合わせてギミックを盛り込んでいます！
是非お手に取ってその驚きを味わってみてむださい。
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！」
とか
「あああああああああああああああああああ！！！！」
とか
「そーいうことかぁーーーーーーーーーぁああ！！！！」
とか叫んじゃいましたよ。
最近は謎解きも普及してきて、メソッドで解ける問題も氾濫していますが、なぞときがかりの謎は新鮮に感じました。
例えばヒミツキチ系の紙とペンが基本のタイプに飽きてきた人なんかにもお勧めできると思います。
謎解きゲームブックとも趣向は異なります。
そうそう、マッゾにとってはかなり難しめの謎が多かったのですが、巻末にヒントが付いているのがありがたいポイントです！
謎の数も多いので、一人で律速無しに最後まで解き切れる確率は高くないと思います。
そんな時にはヒントも二段階で使えるので便利です。
ヒントの中で赤字で書かれているキーワードに付属の緑シートをかぶせると、キーワードが隠れるのでぼんやりとしたヒントから見る事ができます。
といっても、この段階でそれなりにヒントになっている印象でした。
この赤字と緑シート、受験勉強やテスト勉強で使った事のある人もいると思います。
学生時代を象徴するテーマで統一感があるところも魅力的ですね。
…と、ヒントの紹介をしましたが、綺麗な謎が多いので、
時間に余裕がある方は、すぐにヒントを見ずに閃きを待つのをお勧めします。
何人かでワイワイ解くのも楽しそうです。
・多彩なキャラクターとイラスト漫画ほど台詞やコマ割りは無く、絵と文字のバランスは絵本に近いです。
なぞときがかりは、全編がイラストと台詞を中心に展開していきます。
６０pに渡るストーリーに登場するキャラクターは３０人以上。
がやがやとした雰囲気を味わいながら、時には学校の隅々まで探索し、
時には人間関係を読み解きながら、謎を解いてください。
一クラス分程のキャラクターが登場するのも凄いですよね。キャラデザ大変そう。
「あ～、こんな人クラスにいたいた（笑）」、みたいに楽しむ事もできます。
カップリング妄想し放題ですよ！
・徐々に展開するストーリー封印された分冊ですよ！
封印された分冊の中には、新しい場所が隠されています。
少しずつ解放していくことで、徐々に謎の真相に迫って行く
気持ちを味わうことができます。
そしてラストに待っているのは…
前の分冊の謎が解けるまで、次の分冊に進めないっていう仕組み。
まぁ普通の雑誌で言う所の袋とじに相当するヤツですね。もうそれだけで私の「大切なあれ」がアツくなります！！
この「なぞときがかり」は現在はリメイクされ「なぞときがかりR」にバージョンアップしています。
お求めは Webショップ PUZZLISH からどうぞ。
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