・3号(HAM)、 4号(メソドロジー)、 7号(■■■■■■■■VI世)
リアル謎解きゲーム×よこはま動物園ズーラシア Vol.3
夜の動物園と象の神話
ある夜のことである。 静かな瞳で飼育員を見つめる象が居た。 脳裏より深く、心に近い場所で、その象は語りかける
「私がこの意思を伝える事が出来るのは今夜のみ。 この場所に永遠の闇が迫っている。人間達よ、神は決断を急いでいる」
神の使いとも言われる象が伝えようとする真実とは…
君たちにこの謎が解き明かせるか。
え?■■■■■■■■V世? 僅か5日間で逝った史上最悪のゴミのことは忘れて下さい。 これからはVI世の時代です。
それにしても、臭ぇ!臭うな、あのゴミは! あいつのせいで、メンタルがやられて飯が喉を通らない上に、心なしか抜け毛も増えたような…
いかん!
このままでは健康に影響が出るレベルなので、 ゴミの尻拭いをするのは不本意ですが、地に堕ちたマーガリンの名誉を挽回するには、 やはり「脱出」という結果を示すしかないようです。
それも、特別にでっかいハードルを飛び越えて、ですね。
そんなでっかいハードル、そう都合よく…ありました!
「リアル謎解きゲーム×よこはま動物園ズーラシア 夜の動物園と象の神話」
こいつはおあつらえ向きだぜ!ヒャッハー!
ズーラシアといえば昨年にも2回、謎解きイベントが開催されており、今回で3回目。いずれも主催は謎解きタウンです。 過去の公演は未参加ですが、結構難易度が高かったとの噂をちらほら見かけます。 これまで大会場公演での勝率が芳しくないDashtzers、これは中々のハードルです。
リアル脱出ゲームTV出演で調子に乗っているHAM、 高いメソッド力を持ちながら驚異的な運のなさを発揮するメソドロジーを加えて3人での挑戦です。大会場ものに挑むにしてはやや心許ない人数ですが、気合いは十分。
心配された雨はイベント開始前には止んでおり、7月にしてはいい感じに涼しい気温。園内でイベント開始を待っていると、見かけたことのあるお顔が…謎解きクラスタなら多分知らぬ人はいない、 南晃さんでした。 最近、TV出演以降HAMが色んなところに顔を出していて、そのつてで南さんとHAMも顔見知りになっていました。 この機会に私も挨拶させて頂いたところ、「東京幻想アクア城やりました」との嬉しいお言葉! (な、なんかしょうもない文章読ませてすみません…)心の中で謝っていると、南さんのお知り合いで今回の謎制作をされている平手大樹さんがやってきたので、 こちらもDashtzersとして挨拶させて頂きました。 やはりTV効果は大きいようで、ああ、リアル脱出ゲームTVのHAMさんですか!という感じで話が弾みました。そしてまさかこの会話が伏線だったとは…
うーむ、制作者の方とこうして談笑しているなんて業界人っぽくね? と私もちょっとだけ調子に乗ってしまいました。すみません。調子に乗るのはHAMだけで十分です。以後気を付けます。
さて、南さんとは「お互い、詰まったら協力しましょう」という軽い口約束を交わしたところで、ゲームスタート。 HAMが気を良くしたからなのか、あるいは有名人(?)であることのプレッシャーからなのか、 何としてもトップをとる!という強欲に取り憑かれ、普段以上に行動がテンパっています。
HAM「早く、急ぎましょう(開始5分)」
■■■■■■■■「まだ慌てる時間じゃない」
HAM「急がないとトップとれないです!(既に歩き始め)」
■■■■■■■■「まだヒント集まってないよ」
HAM「きっと次はここのはずです(根拠なし)」
■■■■■■■■「おちけつ」
ろくにヒントも集めず暴走するのを何とか制する私。 一方メソドロジーは黙々と問題を解いています。
もともとHAMは問題を順番に解いていくよりも、少ないヒントから答えを空目・予想しすっ跳ばすタイプ。 Dashtzersでは他に余りいないタイプの人間なので、そういう意味では貴重な人材なのですが、 大会場においては一度見落としたヒントを再回収するのは大変な手間なので、急ぎつつも慎重にいきたいところ。 序盤焦ると大体ろくなことにならない、というのがこれまでに得た教訓なのです。とはいえチンタラやってる訳にもいかないので、バランスが大事ですね。 (結局バランスの一言かよ、って?)
HAMの勇み足もありましたが、序盤~中盤はトップに近いスピードで突破。 特にこの日はメソドロジーのメソッドがキレキレで、これ以降はほとんど周囲に人がいない状況での謎解きでした。
ン~、ギモヂイイ!
それにしても、如何せん歩く距離が長いので、順調に進んでいるように見えて時間の経過が意外に早い。 もう随分歩いた気がするのに、地図を見るとまだ全然進んでいないことに気が付き、改めて動物園の広さに驚愕します。
謎解き開始の時点では明るかった空も、後半に差し掛かるとすっかり日も暮れ暗闇が訪れます。 何か冒険してるみたいっすね!
そして冒険というものは、進むにつれて敵のレベルもアップするもの。ロマリアに辿り着いたところで、さまようよろいに遭遇したときの絶望感、あんな感じですよ。ついに律速しますが、3人よれば何とやら、3人それぞれが会心の閃きを導き、しばらく足止めを喰らうも何とか突破。 誰か一人でも欠けていたらここでやられていた可能性が大きい、中々の難敵でした。
そしていよいよラス謎へ。 この時点で最後の謎に辿り着いていたのが、私達よりやや先行していた、謎解き慣れしていそうな10人程のグループと、 私達のみ。 刻々と制限時間が迫ってきます。 しばらくすると、南さんもラス謎に到着。
私達も南さんもここまでの時点で既にヤバさを感じ取っており、 お互い迷うことなく協力を申し出る形で、ここからは一緒に解くことにしました。 しかしこれがまた強敵で、なっかなか答えらしい答えに辿り着きません。
もうこうなりゃ力技だ!という感じで残り5分をきった頃、何とかかんとか最後の解答を提示。 気力も体力も使い果たした末の、ギリギリのクリアでした。 ウヒー。私達のグループがトップということでしたが、クリアタイムは87分(制限時間は90分)ぐらいだったと思います。 ある意味では絶妙な難易度調整だったのかもしれません。
解説時には色んなステップで参加者から驚きの声が聞かれました。大部分の人はラス謎に辿り着く前にゲーム終了してしまったのではないかと思われますが、周囲の人の声を聞いていると「あー、そういうことか!」のような感じで素直に悔しがっておられるようでした。
そして謎の解説が終わった後、私達を含むクリア者が拍手とともにステージに上がります。 そうそう、やっぱりこれが謎解きクリア者への最高のプレゼントですよね! ここで司会の平手さんから驚きの一言。
「この中に凄い人がいます」
(!?)
(ざわ…ざわ…)
「某脱出ゲームTVのハムさんです!」
まさかの伏線回収。突然マイクを渡されテンパッたHAMが一言。
「名字は生です!」
うぉ~い。
この後、参加者の方がHAMに話しかけてきたり、一緒に写真撮ったりと、HAMさん大人気でした。
という訳で見事謎解き成功を果たし、ようやく食欲も回復しました! オラ、肉を出せ、肉を!
さて今回のズーラシア謎、これまで私が参加した制限時間付きの大型公演の中でも、 単純に広さや歩いた距離では一番です。 謎の難易度は高めですが、解ければすっきりの練られた謎で完成度は高いと思います。 また夜のズーラシア動物園が、冒険心をくすぐる絶好のロケーションとなっており、 謎解きイベントとの相性がよいと感じました。 総じて大会場謎解きの魅力が詰まったイベントだったと思います!
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