・2号(マッゾ博士)、 4号(メソドロジー)、 6号()、 7号(最終皇帝サー・マーガリン)、 9号(ノーキン)、 11号(C3PO)
ヒミツキチラボ リアル脱出ゲーム vol.2
カジノロワイヤルからの脱出
賭けていただくのはあなたの命です
世界屈指のギャンブラー達が集まる秘密の闇カジノ、クラブロワイヤル。
勝者には莫大な富が、そして敗者には屈辱と絶望が与えられる。
このカジノは特別だ。
運だけではなく、戦略、度胸、そしてなにより謎解き力が必要だ。
今宵は、オーナーであるMr.スクラッピーノによるスペシャル・ゲームが開催される特別な日。「さあて、ゲームをはじめよう。このカジノ・ゲームで我々に勝つ事ができたらあなたは世界中が羨む富を手に入れることができるだろう。ただし、賭けてもらうのは...あなたの命だ。」あなたは世界中から集められたトップギャンブラーの一人。
どうやらあなたは、とんでもないゲームに挑戦してしまったようだ。さああなたはこのカジノに仕掛けられたさまざまな謎や罠を潜り抜け、見事巨万の富を手にすることができるだろうか?
スクラッピーノ。 あの日以来、奴の名前を忘れたことはあんまりない。 初代サー・マーガリンを闇に葬り去ったオッサンだ。
奴だけは、絶対に許さない。絶対にだ。
サーの誇り、尊厳。それを踏みにじったあいつだけは、 何としてもこの手でぶっ倒さなければならない。
ぶっ潰し、そして…かまぼこにしてやる…!!
チャンスが訪れたのは陽射しの強烈な真夏のある日。 とある裏カジノにスクラッピーノが訪れているという噂を聞きつけ、 私は欲望と陰謀の街・渋谷に降り立った。
「ここか…」
見た目は普通のビル。 2階の一室に足を踏み入れると同時に、歓声が耳に飛び込んでくる。 所狭しと並べられたテーブルでは真剣勝負が繰り広げられており、 目をぎらつかせた客達はスロットマシンに向かい合っている。 その一番奥のテーブルに、私は因縁の人物の姿を発見した。
「スクラッピーノ…!!」
スクラッピーノは部下らしき人物達を引き連れて、ブラックジャックに興じていた。
「何だね、君は」
煙草をふかしながら、こちらには目もくれずに呟くスクラッピーノ。 そこへ、黒いスーツを着たSPが私とスクラッピーノの間に立ちふさがる。 しかし今の私には雑魚に構っている心の余裕などない。
「死ね!!」
私の必殺技・ペガサス流星拳が炸裂し、SPの身体が吹っ飛ぶ。 轟音を立てて壁にめり込んだ後、その巨体が力なく崩れ落ちた。
IKARIの力。
今、私の小宇宙(コスモ)はかつてない程に燃え上がっている…!!
「ふむ…」
私の力に興味を示したのか、趣味の悪いグラサンのオッサンがゆっくりとこちらを振り向く。 その髭面を見た途端、私のリミットゲージはMAX!
「うおおおお!!」
沸き上がってくる怒りが金色のオーラとなり、体中からあふれてくる。 そのドラゴニックオーラに呼応するかのように、髪までもが黄金に輝き天へ向かって逆立つ。
スーパー・サー・マーガリン。
神話の中に存在する伝説の戦士が、現代の世に蘇ったのだ。
「ほう…これがあの伝説のスーパー・サー・マーガリンか」
「勝負しろ、スクラッピーノ」
「ふん、身の程をわきまえない小僧が調子に乗りおって……百年早いわ」
スクラッピーノが汚い指をパチンと鳴らすと、奥から女性ディーラーが姿を現した。
「ここでは彼女らと命を賭けて戦うのがルール。そうだな、君が勝つことができれば、 特別に勝負してやってもいいだろう。もっともそんなことは万、いや億に一つもありえないがな…」
クックック、と下品な笑いを浮かべるスクラッピーノ。
こうして、私の命を賭したカジノ対決が幕を開けた。
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ヒミツキチラボ発のリアル脱出ゲーム第2弾、「カジノロワイヤルからの脱出」。 ラボ前作の「忘れられた実験室からの脱出」は非常に質の高い公演だったので、当然今回も期待大です! 個人的には、紹介文にスクラッピーノの名前を見付けたときからリミットゲージがMAXでした。 スクラッピーノにはアンティークルームでの恨みがある上に、 トラウマ競馬場でもなんか奴の名前を見かけたような気がする。 なので今回はいつも以上に気合いが入っていました。
決死の弔い合戦に挑んだのはこの6人! 2号(マッゾ博士)、4号(メソドロジー)、6号()、 7号(最終皇帝サー・マーガリン)、9号(ノーキン)、11号(C3PO)。
獲得賞金ランキングが公開されており、なんらかの形でゲーム中に金を稼ぐことの出来る形式が予想されましたが、 金に目の眩む我々ではありません。 欲は不要、とにかく勝利を第一に。 それを共通目標に設定しました。
参加各チームにつきパズルガールズのメンバーが一人ずつ担当する今回の公演、 私達の机にやって来たのは新井あゆ美さん。 訳の分からないDashtzersメンバー(特にノーキンとかC3PO)を軽くいなす姿は まさにプロのディーラーといった風情で貫禄十分でした!
クールな雰囲気の忘ラボとは打って変わって、 華やかな中にも毒のあるカジノらしさ満点の空気の中、ゲームスタート。 司令塔は6号。お前はこれ、お前はあれをやれ、と的確な指示を出します。 謎の数は結構多い方だったと思いますが、論理系の問題はノーキンかC3POに投げれば大体瞬殺、 あとは残りのメンバーで適当にやっていくと、いつの間にか片付いているといった感じ。
オラオラ、どうしたスクラッピーノさんよお。リベンジしちゃうぜ~
終盤の謎もセブンセンシズに目覚めたメソドロジーの「自明ですね」の一言で決着。賞金ランキングには遠く及ばなかったものの、盤石の安定感で脱出成功となりました!
あゆ「素晴らしい!お見事でした!」
サー「まだだ…この勝負、どちらかが死ぬまで終わらない」
あゆ「……!?」
サー「倍プッシュだ」
というやり取りがあったのは嘘。
カジノという舞台を極力活かした設定で、普段のヒミツキチ型の公演とは随分毛色が違いますが、 とにかく最初から最後まで盛り上がりに事欠かない、非常に密度の高い公演でした!謎解きという点においても、小謎~中謎的な問題の数が非常に多く、なかなか解きがいのある仕上がりになっています。 余りカジノの雰囲気に酔ってしまうと、謎解きに集中できないかもしれませんが、それもまた一興!
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