・1号、4号、 6号、7号
(この記事は、■■■■■■■■III世の元に送られてきた■■■■■■■■II世からのメールの記憶を、 ■■■■■■■■IV世がまとめたものです。)(←もう何が何やら)
福岡リアル脱出ゲーム
あるドーム球場からの脱出
鷹の謎を解け!
西暦2856年。あなたが暮らしているのは、
荒廃した未来にあるドーム居住区。
しかし、人類の科学を結集して作られた
このドームに、突然警報が鳴り響く。「このドームは一時間後に爆破される、 このドームは一時間後に爆破される!!」
このドームにはある伝説が伝わっている。
「鷹の声を聞けば、答えがわかる」
今こそ、伝説の時は来た! あらゆる謎を解き明かし、 この謎に包まれたドームから、 あなたは脱出することが出来るだろうか??
あるクッソ寒い冬の日のこと。炬燵に入って動画鑑賞していると、私の元に差出人不明のメールが届いた。
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私は■■■■■■■■II世。横浜のゲームセンターでドラゴン山下をぶっ倒した後、 なんやかんやあって、西暦2856年の福岡ドーム居住区に来てしまった。 もう元の時代に戻る方法も分かんないし、ここでの生活は概ね快適だし、まあもういいや、という感じだ。
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何だ、こいつ? ■■■■■■■■II世? アホじゃないのか。
削除しようとすると、すぐさま続きのメールが来た。
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しかし平和が長く続かないのはいつの時代も同じらしい。 ドームが1時間後に爆破されるというアナウンスが流れた。 あまりにも突然のことだったので、住民は完全にパニック状態だ。
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急展開すぎんだろ!
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このドームは外界とは完全に隔離されているが、非常用ゲートが一つだけ存在している。 そのゲートを開けるためには暗証コードが必要なのだが、 そのコードを手に入れるにはこのドームに隠された謎を解かなければならない。
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なるほど。
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私は立ち上がった。 この危機を救えるのは、21世紀の時代に数々の謎を解き明かした私しかいないと思ったのだ。
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■■■■■■■■II世…一体、何者なんだ。
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しかし私は重大なミスを犯してしまった。 このドーム…広い! 最後の答えまであと一歩、本当に一歩と迫ったところで体力の方が限界を迎えてしまった。
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諦めんなよ!
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私はここの人々を救うことができなかった。 そもそもその発想自体が傲慢だったのかもしれない…。 間もなくこのドームは爆破される。
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駄目だったか…。
短いメールだったが、不思議と■■■■■■■■とかいうアホに感情移入してしまっていた。
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しかし私の希望はここで 潰えない。 このメール 読ん 貴方が 私の遺志 ひきつ から。 ■■■■■■■■ III世として
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だんだんと文面が途切れ途切れになってくる。悠長にメールを打っている余裕がないのだろうか。
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かゆ うま
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謎の人物からのメールはそれが最後だった。
程なくして、私は思い出した。
■■■■■■■■の記憶を。
いや、思い出したのではない。受け継いだのだ。
初代■■■■■■■■、■■■■■■■■II世の記憶を。
クッ…ククッ…クックックッ…
不敵な笑みが零れる。
そうか、そういうことか。
どうやら過去の■■■■■■■■達は相当の愚か者だったようだ。
だが私は違う。
先代達のような過ちは犯すまい。
この宇宙の全ての謎を解き明かしてみせよう。
この■■■■■■■■III世がな!!
フフ…フハハ… ハーッハッハッハッ!!
高笑いが部屋に響き渡る。隣の住人から壁ドンされた。
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