………天と地。………光と闇。………生と死。
この世の全ては対をなす。それは陰陽道の教え。陰と陽は導かれる運命。
───────────だが、この時だけは違った。
あろうことか、MとMがペアになって密室に閉じ込められてしまったのである!
これでは動く物語も動き出さないではないかっ!
あいつと二人きりで閉じ込められる事になるとは思ってもみなかった。
これはマッゾ博士とノーキンが代官山のとある邸宅で監禁され、標本プレイを楽しんだ記憶の回想である。
Dashtzers ブログをご覧の謎解きが得意な皆様は薄々勘付いているであろうが、
Dashtzers 9号 ノーキン は、マッゾ博士を凌ぐ超ウィザード級ドMである。
マッゾ博士が Dashtzers 内でのキャラの被りを気にして神経症になってしまうほど、ノーキンは真正ハードな被虐性色欲異常者である。
あの人間離れした、苦痛を快楽へと昇華する能力のメカニズムは現代の科学をもってしても解明することはできないという。
マッゾ博士とノーキンは、部屋に通され、メイドと思しきお姉さんの指示に従順に、そして純朴に従い、椅子に尻を密着させた。────座ったということだ。
お姉さんがおもむろに手錠を取り出すと、Dashtzers が誇る最強ドMコンビにそれを掛けながら無邪気に言った。
お姉さん「これが楽しいんですよねー。」
ノーキン「そうですよね。」
お姉さん「人に手錠を掛けるのが。」
お姉さんがそれを言い終わらないうちにノーキンが
ノーキン「手錠を掛けられるのが。」
お姉さん「(絶句)」
ノーキン「あ・・・///」
手錠に自由を奪われる快感に酔いしれながら胸を高鳴らせているうちに、お姉さんは部屋から消えていた。
どうやら765秒以内にナゾを解かなければ、この標本だらけの部屋から生きては帰れないらしい。
マゾを説くのは得意だが、最近負けの多いマッゾ博士はナゾを解けるか自信が無かった。・・・というか、手錠に興奮してナゾ解きどころではなかった。
──────────結果は失敗。
やばい。
・・・・・ヤバイ。
いや、マヂデ・・・。ヤバイヤヴァイヤバイャバィ!!!
ひょ、標本にされてしまう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その時、部屋の主が二人の背後から現れた。
普通なら戦慄が走り、あわてふためく間に殺されてしまうのだが、
マッゾ博士とノーキンは幸いなことにMだった。
部屋の主はSだった。
Win-Win である。
陰陽道の教え、導きの力である。
またプレイしようという約束をとりつけて、マッゾ博士とノーキンは代官山から帰宅した。恍惚の表情を顔面に貼りつかせて。
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